札幌にある円山動物園のゾウの「花子」が2008年に亡くなってから、待望のゾウが新しく2018年の12月に札幌の円山動物園に4頭来園しました。その名は、それぞれ、パール、シュティン、ニャイン、シーシュと名付けられました。
そして、新しく新設された「ゾウ舎」と共に、3月12日にお披露目になりました。この施設では、ゾウが生き生きと暮らすことができる環境をコンセプトに作られました。
今では、連日大人気エリアとなっている4頭の像が生活をしているゾウ舎の中を徹底解説していきます。今回「ゾウ舎」は、大きくエリアごとに分かれています。気になるエリアは、こちらです。
- 陸のステージ
- 水のステージ
- トレーニングゾーン
- 屋外ステージ
などがあります。
目次
屋内にある陸のステージではゾウの習性などを迫力間近で見れます。
かなり広々としいて、ゾウが小さく見えるほどです。
こちらが、陸のステージになります。広大な敷地内にゾウは、砂遊びを好むので、床に砂を使っています。
水遊びが可能なように、屋内プールも設置しています。そして、陸のステージの正面エリアに行く途中の壁には、いろいろなことが書かれています。
- アジアゾウの特徴
- 円山動物園のゾウの歴史
- ゾウたちの紹介
- 施設の特徴
こちらには、アジアゾウの特徴が書いてあります。高さは、2.5~3m、長さが5.5~6.4mで体重が4~5トンにもなると書いてあります。
こちらでは、円山動物園とゾウの歴史が書いてあります。
1951年全国で10番目の動物園誕生
1953年ゾウの花子が来園
1961年ゾウのリリーも来園。
2007年円山動物園からゾウがいなくなりました。
2015年ミャンマーからゾウ来園が決定
2018年再びゾウが円山動物園に来ました。
今回ミャンマーから来たゾウたちのご紹介は、こちらです。
シュテインとニャインは、親子です。
- シュティン 2,870kg 1991年4月28日生まれ(メス)
- ニャイン 1,525kg 2013年5月12日生まれ(メス)
- パール 2,420kg 2003年9月12日生まれ(メス)
- シーシュ 2,270kg 2008年8月 4日生まれ(オス)
4つのテーマをコンセプトにしてこの施設は作られています。
- 水 水を浴びて健康を保つ
- 砂 運動から睡眠までの万能アイテム
- 光 太陽の光で時間の流れを感じる
- 食 考え、探しながら食べる
実際のゾウの寸法を絵に表しています。
陸のステージの正面には、このように座席が用意されていて、座って観察することが出来ます。
正面は、下の方は、ガラス張りになっているのですが、上のほうは、間近でみることができ、空気感も同時に感じることができる開放感になっています。ここでは、ゾウの水を飲む姿や、砂で遊ぶ姿を観察することが出来ます。
陸のステージから水のステージに行く途中は、いろいろゾウについて知識を深めることが出来ます。
陸のゾーンから今度は水のステージを向かう途中には、ゾウの習性が壁のディスプレイにかかれています。ゾウが道を切り開いている様子が書かれています。
ゾウの泥遊びは、寄生虫や昆虫から身を守ったり、日よけにもなっている習性が書かれています。
土や、川辺の泥などを食べて、必要なミネラルを摂取しています。
ゾウは、寝るときは、1日3~4時間大人のゾウは立ったまま睡眠をとります。
きばを使って、土や岩を押しのけて、穴を掘ったりして、食べ物を探します。
こちらは、ゾウの模型で写真スポットととなっています。順番で皆さん写真をとっています。
アジアゾウのメスのきばは、オスに比べて目立ちません。かみ合う部分はで、すりつぶして食べます。
ゾウの模型の後ろには、ゾウの耳について書かれています。
- アジアゾウの耳は、アフリカゾウの耳より小さい
- 耳を動かすことにより体温を下げています。
- 高い音は、あまり聞こえず、低い音が得意
水のステージへ向かう途中の通路には、ゾウのQ&Aが書かれています。
こちらをめくると答えが書いてあります。
しつもん : あたまのかたちは、どっち?
こたえ : こたえは、1番。アジアゾウのあたまは、こぶがふたつならんだかたちをしてます。
しつもん : ゾウの鼻先は、どんな形?
こたえ :1番 アジアゾウは、鼻先の指状突起(ゆびじょうとっき)は、1つです。
しつもん : ゾウの背中の形はどっち?
こたえ : 2番 アジアゾウの背中は、アーチ状です。
階段を降りるとそこには、タッチシアターや、ゾウのしっぽの模型などが展示されています。
ゾウについている赤いアイコンをタッチすると、ゾウが反応します。ヒントは、右上にでています。
こちらでは、ゾウのしっぽの模型や、ゾウの皮膚の模型などがあり、それぞれ皮膚・尻尾・足の説明がされています。
通路には、ゾウのQ&Aが書かれています。
しつもん : ゾウの体温は、何度?
こたえ : 35~37度です。人間に近いですね。
しつもん : ゾウは、どこから汗をかく?
こたえ : ひづめの上に汗腺(かんせん)があります。
しつもん : ゾウははながよい?
こたえ : きゅうかくは、にんげんが400こに対して、ゾウは、2000こといわれています。
階段の下にもいろいろな工夫がされています。
階段のしたには、なんとのぞき穴があります。
実際ゾウたちがそばにいるとすごい迫力ですね。
そして、階段の真下には、ゾウのいちにちででる、うんちの量と、いちどにでるうんちの量が模型で展示されています。
そして、いよいよ水のステージへ。ゾウは、実は泳ぎが上手?
今回ゾウの泳ぐ姿は、見ることが出来なかったのですが、水の中の様子を見ることが出来るようになっています。
小さな子供が立っていたので、水がいかに深いかを見ることが出来ました。
こちらは、水のステージの両サイドにモニターがあり、ゾウが水を泳いでる姿を流していました。
そして、トレーニングゾーンへ。ぞうが、考えて食べる工夫などがされています。
こちらは、PCウォールといって、ゾウの健康管理を安全に行うためかんがえられた柵です。
- 耳を出す扉
- 足を出す扉
- 鼻を大きく振ることができないななめの柵
などがあります。
- PCウォール越しに指示をだして、ターゲット棒にあわせていろいろな動作をしてもらいます。
- 専用の扉から足や耳を出してもらい、削蹄や採決になれるためのトレーニングに進みます。
このバケツには、ゾウのえさが入っていて、反対側から、ゾウたちが考え探す楽しみ時間をかけて食べてもらう工夫がされています。反対側からは、何が入っているかが見えないので、ゾウも考えて、場所をさがして、えさを食べてます。
その他に、円山動物園がゾウのためにできることや、飼育方法なども壁ぎわに書かれています。
屋外のステージは、こちらです。とても開放的に作られています。
ぞうものびのびご飯を食べてます。
ゾウ舎の施設情報は、こちら
こちらは、ゾウ舎のマップになります。正門から行くとまっすぐ進んで、左側に見えてきます。
気になる混雑状況
日曜日の晴れの日の11時半に行くと10分待ちぐらいだったので、そんなに待たなくても大丈夫でした。
電話番号 : 011-621-1426
営業時間 : 夏期 3月1日~10月31日 9時30分~16時半
冬期 11月1日~2月末日 9時30分~16時
休 園 日 : 第2、第4水曜日(祝日の場合は、翌日)
料 金
年間パスポート | 1000円 |
大人(高校生以上) | 600円 |
小人(中学生以下) | 無料 |
団体(30名以上) | 540円 |
支払方法 : 現金もしくは、SAPICA(サピカ)
まとめ
今回、円山動物園をどうしても紹介したくて、訪れました。ゾウがいなくなってから、10年たって新しいゾウがとても札幌の円山動物園に活気を与えてくれています。
陸のステージ・水のステージ・トレーニングルームや、屋外施設どれをとっても子供も大人もわくわくするゾウ舎ぜひ、一度訪れてみてください。絶対おすすめです。